あっという間に終わりそうは10月
暑い暑い夏もいつの間にか終わり、すっかり秋になり、気づけばもう、冬の入口まで来ている。
最近の私は、相変わらずのんびりとした毎日を過ごしている。
特に変わり映えのない毎日の中で、一つだけ、新しいことを始めた。
それは、ボランティアだ。
絵本が大好きな私は休職中に、絵本に関わる何かをしたいと思っていた。
ボランティアセンターに連絡をして、高齢者施設で絵本の読み聞かせをしたいと話すと、とある高齢者施設を紹介してくれた。
ボランティア担当の方との面談を経て、先週水曜日に初めて、ボランティアに参加した。
読み聞かせをする前に、施設の雰囲気に慣れるため、毎週水曜日のボランティアの会に参加させてもらうことになった。
当日は朝からドキドキバクバク。
こういう緊張感は久しぶりだなぁ。
施設に入るとボランティア担当さんが待っていてくれた。
いざ、本日の会場となる4階へ。
ドキドキする私に他のボランティアさんを紹介する担当さん。
皆さん、優しく私を迎え入れてくれた。
ボランティアさんの平均年齢は73歳くらい。
そこに入った私は「若い人が来てくれた!」と、もてはやされた。
施設の入所者で、みんなから「王子」と呼ばれている、にこやかなおじいちゃんは、若い私を見て、ニヤニヤした。
その姿を見て、他のボランティアさんが、「王子のこんな顔見たことない!」と言って笑った。
私も大笑いした。
その日のボランティアさんは私以外に5人いた。
長い方はもう、10年もやっているという。
すごいなぁー
みんな、なんだか生き生きしていた。
帰りに、みんなで近くの喫茶店でお茶した。
なんだかみんなパワフルで、ちょっと圧倒されたけど、たくさん元気をもらった。
私もできる限り続けたいなぁと思った。
ボランティアの山本さんが、大きなさつまいもをみんなに一本ずつくれた。
帰って、さつまいもをお味噌汁に入れたら、びっくりするくらい美味しかった!
幸せな1日でした。
今日のおすすめの1冊は、やはりこれ!
さつまのおいも
文:中川ひろたか
絵:村上康成
1995年6月発行
これを読んだらきっと、さつまいもが食べたくなるはず。